男子5番 川田章吾→秩父鉄道   女子15番 中川典子→池袋

修学旅行行きのバスの中でのひとコマ。


  秋也は相変わらず俯いている慶時からクッキーの袋を取り上げた。
 「おまえばっか食ってるなよな、典子サン、食べられないじゃないか」
 「あ、ああ。ごめん」
  秋也は袋を典子の方に戻した。「ごめんよ」
 「ううん、いいの、あたしは。秋也くんたち、食べて」
 「そう? しかし俺たちだけもらうってのも──」
  秋也はそこで初めて、典子の向こうに座っている男に目をやった。男──川田章吾(男子五番)は、
 学生服に包まれた大柄な体を窓ガラスに寄せかけ、腕を組んで、静かに目を閉じていた。眠っているの
 かも知れなかった。
 (中略)
 「カレは寝てるのかな」
 「うん──」典子は川田の方をちらっと振り返った。
 「うん、あたしも、起こすの悪いと思って」
 「クッキー食べるタイプじゃないか、どっちにしても」
  典子がくすっと笑い、秋也も笑いかけたとき──ふいに、「俺はいい」という声が聞こえた。
  秋也は川田の方に視線を戻した。
  低く、張りのある声の残響が、耳に残っていた。秋也にはあまりなじみのない声だったが──
 しかし、それは明らかに、川田が発したもののようだった。
                                                 (原作本文p28-30より)



「俺はいい」の一言で恋に落ちました。(私が)

典子が川田の隣に座ったのは、「遅刻してきてその席しか空いていなかったから」
という理由ですが思わぬところで萌え要素になったものです。

ちなみにクッキーは典子が秋也(西武秩父)に作ったもの。
慶時(秋也の親友、典子に矢印)は新宿がいいかなぁ。
(↑この二人描くスペースが無かった・・・)


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